卓球のレシーブが苦手な人が気をつけるべき点9個をまとめてみた

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こんにちは、我流卓球理論のSHUNです。

卓球の試合で勝つために、サーブとレシーブがめちゃくちゃ重要っていうことは誰もが理解していることだと思います。。

だけどもだけど、多くの人はレシーブがすごく苦手ですよね。

相手のサーブの回転をモロに受けてミスしたり、相手に大チャンスを与えて強打で点数を根こそぎ取られたり…

実は、レシーブは卓球の技術の中でも最も難しいとされる技術だったんです!

だって、サーブは様々なコースに様々な回転を繰り出すことができるわけで、それらに瞬時に対応していくことが求められる訳ですから、そりゃむずいですよね。当然です。

でも、このレシーブがグズグズだとあなたの卓球のレベルは一瞬にして限界に到達してしまいます。

レシーブ時にラリーにすらならないんですからね…

というわけで、今回は「どうすれば安定したレシーブが出来るのか?」という点についてまとめました。

もちろん全ての項目を真似する必要はありませんが、この中の一つだけでもあなたに合ったものが見つかれば、レシーブ力を向上させることができるはずです。

では毎度ながら解説モードに。

レシーブが安定しない要因

さて、そもそもあなたのレシーブが上手くいかない原因はなんだろうか?

相手サーブの回転が分からない

相手サーブの回転が分かっても、かかりが強いと取れない

相手サーブの回転やコースの判断が遅れる

逐一あげていればきりがないが、上記に共通しているのが、回転コースというキーワードだ。

これさえ頭に入れておけば、レシーブの克服は案外簡単であることに気がつくはずだ。

冒頭にもお伝えした通り、サーブは様々な回転を自由なコースに出せる、いわゆる1球目攻撃である。

早い話が、相手サーブのコース判断が素早く出来ることと、回転を受けない方法を知っていることの2つが、苦手なレシーブを克服することに繋がるのだ。

では実際にあなたのレシーブ力を改善していこう。

まずはそれぞれの回転に対して、適切なレシーブ方法を知る

早速つまらない主張になって申し訳ないが、最も基本的な事を最初にお伝えしておこう。

レシーブが苦手なあなたはまず、それぞれの回転に対する適切なレシーブ方法を知る必要がある。

だからここでは、一番基本的かつ簡単なレシーブ方法だけをたったひとつご紹介させていただく。

相手がサーブで擦ったところを打球するのが、最も簡単なレシーブの基本

あなたは相手の短い切れた下回転サーブをレシーブする際、どのように返球するだろうか?

おそらく多くの人はツッツキやストップといった技術を駆使して相手コートに返球するだろう。

ツッツキやストップはピンポン球の下方を打球する技術である。相手が下回転サーブを出す時は、ピンポン球の下方を摩擦しているはずだ。

これを応用すれば、どの回転でも確実に返球する事ができるのに気づいただろうか?

つまり、相手がこちらから見てピンポン球の右下を擦る右下回転(通常の横下回転)を繰り出してきた際は、ピンポン球の右下を突っついてやれば良いし、

相手が左下回転(YGサーブやバックサーブなどの逆横系)を繰り出してきた際は、ピンポン球の左下を突っついてやれば良い。

同じように、上回転系を繰り出してきたらボールの上方をとらえてドライブなり通常のラリーボールで返せば良いのだ。

ポイントは、相手が擦ったところを打球するという点にある。このように考えるとレシーブも案外簡単なはずだ。

これを頭に入れておけば、後は体で覚えていくことで、とりあえずはそれぞれの回転に対して適切なレシーブができるようになる。

相手のサーブの回転が分からず、レシーブが出来ない場合の対処法

上記の方法で、あなたはそれぞれの回転に対しての適切なレシーブ方法を知った。

だが、レシーブにおける1番の問題点は、そもそも相手サーブの回転が分からない場合があるということだろう。

結論から言えば、相手サーブの回転が分からなくてもしっかりとしたレシーブをする事は可能である。

これからその方法をいくつか挙げさせて頂くから、是非参考にしてもらいたい。

恐る恐るレシーブするのをやめて、自分の回転で上書きしてレシーブをする

これは、強い選手の界隈では常識的な話である。レシーブがグズグズの人に限って、相手のサーブを安全に返そうとするあまり、恐る恐るボールに触ってしまうのだ。

これでは、相手サーブの回転の影響をまともに受けることになってしまう。

重要なのは、自分の回転をかけてレシーブをするということだ。かの有名なぐっちぃ氏は、「回転が分からない時は、思いっきり突っつく」と言う。

相手の回転を上回るように自分が回転をかけ直すことができれば、それだけ回転の影響を受けづらくなるのである。

台上で2バウンドしない相手の長いサーブは攻めていく

一般の大会では、短くサーブを出そうとして長くなってしまうというシーンが多く見受けられる。このように甘く入ったサーブは、必ずドライブで先手をとっていくべきである。

レシーブが苦手な人は相手コートに返すことしか頭にないから、そういった球に対してほとんど突っついてしまう。とにかく、積極性があまりにも無さ過ぎるのだ。

さらに、上記の「回転の上書き」の項目に付随することだが、相手のサーブの回転が分からなくても、台から出てくるような長いサーブに対してドライブでかけ直して攻めれば、相手の回転はほぼ無意味である。

筆者の場合は、「ロングサーブは全てフォアハンドで振りぬいてやるぞ」という意識でレシーブに入る。

もちろんバッククロスに深くボールが来てやむを得ずバックで処理をすることもあるが、少なくとも「ただ返すだけ、入れるだけ」といった消極的なプレーはしない。

ラケットの先端で打球し、相手の回転の影響を受けづらくする

これは、こちらが短い台上レシーブ(ストップ)をする際に有効だ。

短い台上レシーブをする時は、回転を上書きしようにもそれはなかなか難しい。球の勢いをころさなければならないからだ。

だが、短いレシーブをする際にも回転を受けないようにするレシーブ方法がある。それが、ラケットの先端でボールを打球するということだ。これなら、だれでもできるだろう。

下の図をご覧いただきたい。

  
ラケット面を4分割して、ちょうど画像の位置で打球してみよう。実はこの位置は自分の力が最も伝わりにくい部分である。

つまり、非常に短くストップがしやすい位置でなおかつ、回転の影響を受けづらい位置であるということだ。

慣れてくると、ラケットの角度をつけて横回転サーブをもストップできるようになっていくから、是非試してもらいたい。

判断スピードと反応スピードをあげ、レシーブの安定性を増す方法

ここからは、また違う視点からレシーブについて述べさせていただく。

レシーブにおいて筆者が非常に重要視しているのが、判断スピード反応スピードの2つの要素だ。

この二つについてまず、おおまかに定義しておくことにしよう。

判断スピード:回転・コース・自分の打法の選択を行える速さのこと

反応スピード:文字通り、相手の球に対して反応できる出だしの速さのこと

判断スピードが遅ければ適切なレシーブを選択することができなくなり安定しないし、反応スピードが遅ければ初めから大きく崩される形となってしまう。

だが、安心してほしい。この2つの要素は、案外あっというまに解決する方法があるからだ。

その方法をお伝えさせて頂こう。

常に姿勢を低く保つ

姿勢を低く保つというのは、卓球のプレー全体を考えても非常に重要だ。

レシーブ時においても、体の姿勢を低くすることで反応スピードを向上させることができる。

レシーブでは最初の出だしが非常に肝心である。体の姿勢を低くすることで膝を使いやすくし、出だしの初速を早めることができるのだ。

出だしで余裕が生まれる分、結果として相手の回転を判断する余裕も生まれる。

さらにこの方法は、「手打ちを防ぐ」という効果もあり、レシーブの安定性がたかまる。まさに一石二鳥である。

なお、全日本選手権を幾度となく制覇している水谷隼選手も、「姿勢を低く保つことの重要性」を語っていた。

レシーブ時は足から動かす意識を持つ

姿勢を低く保つことと関連する項目であるが、同時に足から動かすことを意識してみよう。

レシーブが苦手と言っている人の中には、手から動き出してしまっている人がかなりいる。

足から動かす意識を持つことで、レシーブ時の動きが軽くなり、反応スピードを上げることに繋がる。

「足から動き出していたら打球が間に合わないのでは?」と言う声が聞こえてきそうだが、そんなことはない。

むしろ手だけでレシーブをしようとするから安定しない。足から動き出せば、自ら球に顔を近づけることになるし、体を使って打球するから、結局はレシーブが安定するのだ。

台からの距離を普段より半歩下がってレシーブの構えをとる

これは特に相手のロングサーブに対して有効な手段である(大会で上位に食い込んでいる人は、意外と台から距離をとっているものだが)。

半歩下がって構えることによって、レシーブ時に余裕が生まれ、回転の判断をする時間を増やす事ができる。

また、レシーブから回り込みドライブ等、攻めに転じやすくなるという素晴らしい効果がある。

一見、ショートサーブに対応しづらくなるというデメリットが見えてきそうだが、人間の運動能力の特性上それはあまり影響がない。

考えてみれば単純なことだが、人間は後ろに後退する動作よりも、前に前進する力のほうが圧倒的に強いのである。

レシーブ時に前に構えすぎて、ロングサーブに対応できなくなるよりも、半歩下がって余裕を持った方が結果的にレシーブはよっぽど安定するものである。

試合で、どうしても返せないサーブを持つ相手と当たってしまった時のの対処法

 本番で、非常にやっかいでしかも自分の苦手なサーブを持つ選手と当たってしまうことも少なくないだろう。そういった時、あなたがパニックにならないようにするには準備が必要だ。

だからここでは、どうしても返せない時に使えるレシーブ方法をご紹介させて頂く。もし、大事な試合が近いのであれば、すぐに実践できる内容だから、何度も熟読して頂きたい。

苦手なサーブを出されたら、「得意なそぶり」を見せておく

これは、非常に有名な方法だ。卓球王国や、水谷選手の著書でも言及されている。

苦手なサーブを出されたら、「そのサーブは大好物だよ」と言わんばかりにレシーブするのだ。

逆に考えてみよう。

あなたが初めて繰り出すサーブを相手が自信満々に振ってきたらどうだろう?競った場面でそのサーブをだせるだろうか?

得意なそぶりを見せておくことで、競った場面で相手の苦手なサーブを封じ込める事ができる可能性がある。レシーブ上達のためには、こういった駆け引きも重要なのだ。

どう頑張っても回転を見極められなかったら、「決め打ち」をしてしまおう

「同じフォームなのに、横下回転と横上回転・・・」

という具合に、まるで手品のようなサーブを駆使してくる選手も非常に多い。このように、相手に翻弄されている状況を打破するためには、「決め打ち」をするのである。

例えば、「何球かあるうちの何回かは上回転系だろう!」とこちらが勝手に決め付けて打ってしまうのである。

相手がサーブがうまい選手の場合、ずっと下回転系ばかりということはめずらしい。やはり何回かは上回転系や横回転系がある。

毎回毎回、迷っているから苦しい展開が続くのであって、迷わないようにこちらから積極的に選択肢を狭めるということも非常に大事だ。

まとめ

いかがでしたか?

ご自身に使えそうな内容はあったでしょうか。

今回お伝えしたかったことは、レシーブは回転とコースに対する反応であると言うことです。

考えるべき点は、

①相手の回転の影響を受けないようにするには?

②相手の回転を適切に処理するには?

③レシーブの反応を良くするには?

これだけなんですよね。

これをあなたなりにつきつめていくことが、レシーブ上達に間違いなく近づきます!

また、我流卓球理論では、「良い方法があればさらに記事をリライト(書き直す)する」がポリシーなので、レシーブが苦手ならぜひ何度も読み返してみてくださいね。

>>次は、3倍戦いやすくなるサーブの組み立て方について

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