こんにちは、我流卓球理論のSHUNです。
実は先日、日本リーグの日野自動車に所属する村井桂選手とお仕事をさせていただく機会がありました。卓球王国WEBの企画のお仕事で、微力ながら協力させていただきました。
僕も、少しだけ登場する回があります。※この回ではありません。
今回は、村井桂選手のサーブに対する考え方を動画で取り上げられているので、そちらを記事にまとめたいと思います。
現役選手のサーブに対する考え方の貴重なお話です。
是非最後まで。
とにかく、まずはサーブで相手を崩す
これは実際に村井桂選手が話していた内容だ。
「とにかく、まずはサーブで相手を崩したい。たとえ、サービスエースを取るには至らなかったとしても、チャンスメイクできるようなサーブを出す。」
これが、日本リーグで活躍している選手の話だ。
まずは、サービスエースを取れるようなサーブを出すことが重要である。しかしながら、相手のレベルが上がるほど、サービスエースを取れる確率は減る。そういった場合でも、最低限チャンスメイクできるようなサーブを出すことが重要なのだ。
このように、強い選手は①実際にサービスエースを取れるようなサーブを出しつつ、②次のボールのことも考えている。
多くの人のは①と②のどちらかが足りてない場合があるだろう。
例えばサービスエースを取れるサーブを出したが、返球された時のことを疎かにしていたり、
次のボールのことだけ考えて、サーブそのものが甘くなっていたり。
この2つを両立させる意識をもつことが大切だ。
回転量と、回転の分かりづらさどちらを重視するのか?
さて、相手を崩すといっても、どのように相手を崩すのだろうか。
回転量?それとも回転の分かりづらさ?
以下、村井選手の話してくれた内容だ。
「両立できれば一番いいが、基本的には回転量を重視している。ただしこれは相手による」
日本リーグで活躍する選手も相手によってなにを重視するのかを変えているのだ。
強い選手は、基本的に相手によってさまざまな対応ができるものだ。
さらにこう続く。
「格下を相手にする時は回転量、格上は分かりづらさを重視する」
とのことだ。
理由は、格下に対しては回転量でサーブが効くが、格上は強い回転量に慣れていることが多いからだ。
相手が格上の場合は、回転量が多少落ちたとしても分かりづらさを重視して、少しでも崩してチャンスメイクをするとのことだ。
確かに、卓球のサーブは回転量だけが全てではない。
同じフォームで同じ種類のサーブでも意図的に回転量を変えて相手を騙したり、同じフォームで違う種類のサーブを出して相手を騙したり、相手の待っていないコースにサーブを出したり
という具合にさまざまな崩し方がある。
スピード、コース、回転量、回転の種類というようなあらゆる要素を使って相手を迷わせることが大切だ。
動画はこちら↓
まとめ
いかがでしたか?
村井選手の言葉をまとめると、
①サービスエースを取れるくらいの質の高いサーブを出す
②質の高いサーブを出したあとのことも考える
③格下と格上とで、なにを重視するのかを変える
ってことですね。
シンプルですが、とても参考になりました。ありがとうございます。