こんにちは、我流卓球理論のSHUNです。
湿気が多い時って、ボールが滑り落ちて全然自分の思った通りのプレーができなくなるものです。
意味のわからないミスを連発してイライラしてしまいますよね?そうですよね?
で、これを解消するのがTSPドライというアイテムなんですけど、皆さん使ってますか?
悪いことは言わないので、これを使っておきましょう。湿気は結構取り除くことができます。
はい、今日は以上。
って訳にもいかないので今日は、
- 湿気を気にしないようにするための心構え(メンタル)
- 湿気が多い時の有効な戦い方(戦術)
- 湿気が多い時の有効な打法(技術)
- 用具から湿気を考える
などをお伝えしたいと思います。
もくじ
湿気対策のためには、まずメンタルを考える
実は、湿気対策として一番重要なのが、「メンタルへのアプローチ」であると筆者は考えている。
なぜなら、湿気に弱い選手は「湿気を必要以上に気にしてしまう」という特徴があるからだ。
事実、すこし湿気が多いだけで「やる気がなくなってしまう」選手がいる。
プレーが上手くいかないことの全てを湿気の影響にして言い訳する、弱者のメンタリティーこそが、まず第一の問題点なのだ。
もちろん、湿気の多い時は少なからずプレーに影響はでるし、普段よりも凡ミスが増えるというのは間違いない。
だからと言って、気にしすぎたり、やる気まで削がれてしまっては成長もないし勝てる試合でさえ勝てなくなってしまう。
湿気を気にしてしまう選手はまず、自分のメンタリティーに問題がないかをしっかりと見つめ直してみるべきである。
では、どのようなメンタリティーが必要なのか?
湿気を必要以上に気にしてしまう選手に知ってほしいことがある。それは、「どんな条件下でも出せるパフォーマンスこそがあなたの本当の実力である」ということだ。
最高の条件で最高のパフォーマンスが出来るのは当然のことである。なにより、最高というのは、あくまでも最高であって、あなたのアベレージではない。
湿気が多い時でも出せるパフォーマンスこそがあなた本来の実力であるということを頭に入れておこう。
そうすれば、湿気の多い時でも言い訳できなくなるし、やる気をなくさずより積極的に練習に取り組むことができるようになる。
結果として成長につながり、本番で最悪な条件下でも勝てる選手になるのだ。
湿気が多い時にこそ、モチベーションを高く持ち、積極的に練習して本番に対策しておこう。
湿気を味方にする戦い方
メンタルを整えたら、次は戦術を知ろう。
湿気が多い会場では、ラバーに薄い水分膜ができラバーの摩擦力がなくなってしまう。
結果として、摩擦力で球が持ち上がらなくなり、ポトッと落ちるのだ。
このような場面では、ミスが増えてしまうのが一般的だが、実は湿気を味方にする戦い方がある。それを今からお伝えさせて頂こう。
とにかく相手よりも1本多く返すことを最重要事項とする
湿気が多い時は、とにかく相手よりも1本多く返すことだけを、最重要事項にするべきである。
なぜなら、湿気のある時には、相手も普段しないようなミスをするからだ。
相手のコートに返せば返すほど、相手は湿気を気にしながら打ち続けることにストレスを感じ、ミスする機会もそれだけ増えていくのである。
実際に、そこそこ強い選手であっても湿気の多い時はミスが多くなる。
もちろん、相手のコートに1本多く返すことは湿気のない時でも重要(というかそうじゃないと勝てない)だが、湿気の多い時にはそれが顕著に現れるのだ。
1番いけないのは、無謀な攻撃を繰り返すこと
湿気の多い時は、考えなしにリスクの高い攻撃を繰り出してはいけない。単純に、ミスが多くなってしまうからである。
ミスが多くなればなるほど、自分は湿気が気になりだし、プレーに集中できなくなるのだ。
これは、比較的強打に持ち味がある選手に多い特徴である。
ミスをすればするほど、持ち味が出せないことにイライラし始めてしまう。
それを回避するのが、上記でお伝えした「まずは1本でも多く相手コートに返す」という考え方なのである。
普段、リスキーな卓球をしている人ほど、気をつけなければならない点だ。
これを読んでいるあなたも、まずは1本多く返すことだけを考えてみよう。
湿気の影響を受けにくい打ち方とは
さて、相手よりも1本多く返すには、湿気の影響を受けにくい打ち方を知っていた方が便利である。
ラバーに食い込ませて打つ
実は、ラバーに食い込ませて打つと湿気の影響を受けにくい。一方、ラバーで擦るように打つと湿気の影響を受けやすい。
ラバーで擦ると湿気の影響を受けやすいのは、前述したようにラバーの摩擦力が低下しているからである。
ラバーに食い込ませる打ち方であれば、摩擦力そのものを使わない打ち方であるから、影響を受けづらいのだ。
ラバーに食い込ませる感覚がよく分からないという人もいるだろう。
そういった人は、「擦るのだけはやめてみる」という意識を持つだけでも全然違ってくるはずだ。
自分でラケット角度を調節する
湿気の時の1番の問題点は、「いつもと同じように打っているのに、入らない」ということだ。
そういう場合には、自分で角度を調節するのが大切だ。湿気の度合いによって、ラケットの角度を自分で見つけるのである。
筆者の場合は、普段よりもラケットの角度をフラットに開くようにしている。
なぜなら湿気の多い時は、ラケットの面を被せて打つと落ちやすいからだ。ラケット面を被せると、必然的にボールを擦る必要が出てきてしまい、これでは湿気の影響を思い切り受ける。
会場によって、湿度は全く違う。そういった時に、われわれ人間側が調節できるかどうかが、非常に重要であるのは言うまでもないだろう。
湿気の影響を受けないラバーはあるのか?という話
用具で湿気をカバーしようとしている人もいるだろう。
結論から言えば、湿気の影響を受けないラバーはないが、受けにくいラバーならあるということだ。
ヴェガヨーロッパなどの比較的柔らかめのラバーであれば、硬めのラバーと比べて湿気の影響を受けにくい。
なぜなら、柔らかいラバーは打球時にボールが食い込みやすいからである。
一方、テナジー05や粘着ラバーといった硬めでひっかかりの良いラバーは湿気の影響を受けやすい。このように擦ることを目的としたラバーは湿気の影響を受けやすいといえるだろう。
しかし、湿気を気にしてラバーを変えるのはナンセンス
湿気に強い強くないを基準にしてラバー選びをするのはナンセンスであると筆者は考える。
何故なら、ラバー選びは自分のパワーにあった硬度選びであると言っても過言ではないからだ。
実際、筆者も湿気を気にしてテナジー05から柔らかいテナジー05FXに変更したことがあるが、結果として全く良くなかった。
比較的パワーには自信がある筆者が、柔らかいラバーを使うと、食い込みすぎてエネルギーロスが生じる。
そのせいで湿気のない時でも落ちてしまったり、原因のわからない余計なミスが増えてしまったのである。
結局は、そのラバー自体が自分の実力に見合った硬度や性能でなければ意味がないのだ。
湿気を気にしてラバーを変えて、本来の自分のボールが出せなくなるのでは、本末転倒である。
だから、自分にあった用具を使った上で湿気対策の練習をするのが1番良い方法だ。
本人の対応力をあげることが、必須である。
まとめ
湿気対策の手順は以下の通りですね。
1.どんな条件下でも出せる結果が、自分の実力であると認める
2.普段よりもラリーを長く続けて、相手のミスを誘う戦い方をする
3.その会場の湿度に合わせて、自分で打法を調節する
そして、絶対にしない方がいいのは湿気に強いかどうかでラバーを選ぶことです。
1番は、特に重要です。全ての土台はメンタルから始まっています。方法論ももちろん大事なんですが、人によって変わってきます。
ただ、すべての強い人に共通していること。それは、つまらない言い訳をしないことです。
男なら、全ての責任を自分で負え!
今日は以上!