こんにちは、我流卓球理論のSHUNです。
今回はエクシオンから発売されているオメガVツアーDFという卓球ラバーを使ってみた感想を書きたいと思います。
最近よく思いますが、自分に合った用具を見つけるのはすごく重要なことだということです。
自分のレベルにあった用具をしっかりと選択できるかどうか。
ちなみに、今回のオメガVツアーDFは、中級者におすすめのラバーなのでぜひ見ていってください。
もくじ
第一印象
非常に扱いやすく、ボールが安定する中級者層向けのラバー。
このラバーを貼っておくと、安心感がある。
全ての技術をそつなくこなして、安定感を引き上げたようなラバー。
弱点らしいものがあまりない印象。
相性としては、木材には、硬い打球感で弾む木材の方が合う。弾まない木材だと弧線を描きすぎる。
特殊素材の場合はインナーフォース系の特殊素材に合わせるとすごくよかった。
打球感
柔らかい。47.5度のスポンジ高度だが、シートが柔らかいおかげで硬さを感じない。
GFT48も同じ高度でシートが柔らかいタイプだが、GFT48よりも柔らかく感じる。
弧線
非常に弧線が高く、ドライブの連打でもほとんどミスがでない。
弧線が高くなりすぎるが、回転量のおかげでカウンターのミスを誘える。
オメガVツアーDFの基本性能
弾み・スピード性能
(6点/10点)
弾きはそこまでいいわけではなく、むしろテンションラバーの中ではおとなしい。
スピードドライブの攻撃力にすこし物足りなさを感じる。
引っかかり・スピン性能
(9点/10点)
このラバーの一番の特性。回転性能が非常に高い。
かけやすいうえにスピンの最大値が高く、レベルによってはループドライブを入れるだけでラリーが終わるほど。
引っかかりが良すぎて、ナックル性のボールをオーバーさせてしまうことなどがあるが、
下回転に対するループドライブのやりやすさは天下一品。
操作性・コントロール性能
(8点/10点)
操作性も非常に高い。
試合本番でも安心してラリーができ、プレッシャーの中でもストレスなくボールを入れることができる。
オメガVツアーDFの技術別レビュー
攻撃
ループドライブがよく引っかかり回転量が非常に豊富。打点を下げたループドライブで得点できる。
上回転に対するドライブもよく安定し、ラリーをすることができる。
食い込ませることも擦ることもでき、特に擦る系の打ち方で強い引っかかりを感じることができ、擦る系向き。
まれに引っかかりが良すぎてオーバーミスをすることもある。
また、下回転に対してスピードドライブを打とうとすると弾きがやや足りなく、スピード感に物足りなさがある。
しかし、中級者レベルの人が、試合でコントロールを重視したい場合にはかなり安心感をもてる。
スマッシュの弾きはイマイチ。
守備
ブロックは回転の影響を受けるからやりづらいと予想していたが、意外と飛距離を抑えやすくやりやすかった。
カウンターは、擦る系のカウンターが落ちずに素晴らしく安定する。
相手の回転を上書きしながらカウンターすることができ、とても良い感触。
台上技術
ストップは弾みを抑えやすく、よく止まる。
ツッツキもシートの引っかかりをいかして、鋭くツッツキをすることができて好感触。
フリックも弾きは少ないが、コントロールがよく、チャンスメイクはしやすい。
台上技術全般に好感触をもった。
サーブ・レシーブ
サーブは良く切れ、テンションラバーの中でもかなり短く出しやすい部類。
ロングサーブもしっかりと回転をかけられ、深く出せる。
また、ストップやツッツキといったレシーブがやりやすく、先手を取るための1本の質を高められる。
まとめ:オメガVツアーDFの良いところと悪いところ
・いいところ
ものすごく回転がかかり、打点を落としてもループドライブで点数を取れる。
台上技術の感触が良く、先手を取りやすい
サーブの長短や切れ味のコントロールがしやすい
・悪いところ
安定するが、一発の威力が少ない
引っかかりが良すぎてまれにオーバーミスすることがある
下がるとキツく、余計にラリーが長引く
オメガVツアーDFはどんな人にオススメか
オメガVツアーDFは、背伸びをしない中級者向けのラバーです。
全ての技術をそつなくでき、コントロール性能に優れ回転をかけやすいため、ある意味ラクをすることができます。
テンションラバーを使っていて、台上技術に磨きをかけたい方や、フォア面で威力よりも安定感が第一の方には素晴らしいラバーだとおもいます。
僕自身は、もう少しだけスピードがほしいので、少し回転力が落ちますがGFT48を使っています。
ぜひ一度、オメガVツアーDFを試してみてください!