こんにちは、我流卓球理論のSHUNです。
今回のラバーレビューは、ディグニクス64です。
このラバー、意外と安定重視ですね。ディグニクスの80や05より安定して良いボールが出やすいです。
僕はバックハンドには回転量と安定感を求めています。ループドライブをしたり、早い打球点でキュンキュンと回転をかけたり、ブロックが止めやすかったり。
そんな僕がディグニクス64をつかったらどうなるのか試してみましょう。
もくじ
良かったところ
ディグニクス64は軽い力で速いボールがでる
ディグニクス64を使ってみて、まず思ったのがボールのスピードが非常に速いことだ。
バッククロスでラリーを始めただけで、それを感じることができる。
強く打たなくても当てるだけでいいボールがいくのは、力が入らない分安定させることが出来る。
やわらかく、ブロックやロビングがやりやすい
ディグニクス64は、打球感が非常に柔らかい。個人的には柔らかい方がブロックの感覚が良くなる。
また、当てるだけのブロックでもそれなりに速いボールで返球できる。
柔らかいからとっさに出たラケット角度で、なんとなくブロックが入りやすい。
そして、テナジー64もそうだったがディグニクス64も下がってロビングをしやすい。
やわらかく気持ちの良い打球感と弾みのおかげで、ロビングのコントロールが良い。
とにかく台に入る
ディグニクス64は、とにかく台に収まりやすいと感じる。
テナジー05FXなど弧線を大きく描くタイプのラバーは、引っかかりすぎてオーバーしたりすることがあった。
しかし、ディグニクス64は直線的にボールが飛び、やや浅くボールが入るため結果としてオーバーミスが減った。
ボールを持つ感覚がある人なら、回転をかけてもネットに直行することはあまりないだろう。
悪かったところ
シートに噛む感じが少ない
シートの引っ掛かりをあまり感じることができない。
下回転に対してループドライブなどで引っ掛けようとしても、なんとなく打感がボヤッとぼやける。
柔らかく食い込むので、ボールが上がらないわけではないが、やはり05系の方がよく上がる。
チキータも入るのだが、引っ掛かりが少ない。
また、回転量が若干少なめでボールが軽くなってしまう。
スピードは速いが、回転量がないのでリスキーな割に返されやすい気がする。
自分からガンガン攻める時のボールの強さが足りない
ディグニクス64は柔らかく、強く打球した時の威力が実はイマイチ。
おそらく回転性能が05より劣っている分、ボールが軽くなって威力が減っている。
前陣で速いピッチのバックドライブをやってもボールが入るし、中陣からのバックドライブも入るのだが、いかんせんボールが弱い。
速さが足りないとかではないし、それっぽいボールがそれなりに出ているように見えるが、やはりボールが軽くなりがちだ。
総評:あまりテナジー64と違いがわからない
テナジー64使いたいなら、寿命が長い分ディグニクス64でいいと思う。
でもテナジー64より僅かに回転性能はあがってる気がする。
軽い力でボールのスピードが欲しい選手には非常に向く。逆にゴリゴリ回転かけたりするハードヒッターにはあまり向かない。
ブロックやロビングなどしのぎにいい感触があり、柔らかくなんとなくボールを入れやすい。意外と安定重視ラバー。
まとめ
そう、意外にも当てるだけでまぁまぁいいボールがいく系の安定重視のラバーです。
ただ、自分からいくのは若干ボールが弱いので、そこを安定感という手数で我慢できるかですね。
柔らかく、当てる時はコントロールが効くため、しのぎまくりたい!みたいな人にはかなり良いラバーでかなりオススメできます。