こんにちは、我流卓球理論のSHUNです。
ハイブリッドk1jを試しに打ってみたので、今日はそのレビューをしたいと思います。
結論、結構いいラバーです。
回転かかるし、威力も出る!
早速レビューしていきましょう。
もくじ
ハイブリッドk1jを試そうと思ったきっかけ
私がラバーに求める性能は、引っ掛かりの良さと、程よい食い込みの良さだ。
ずっとテナジー05を使っているのだが、値段が高い上に寿命が短いため、変更しようと考えていた。
粘着ラバーは寿命が長そうだという思いと、テンションからの移行のしやすい粘着だと聞いていたから、ハイブリッドk1jを試そうと思った。
ハイブリッドk1jの良かったところ
・非粘着テンションからも無理なく移行できる
このラバーは、通常のテンションラバーからの移行がしやすい。
なぜなら、粘着独特の弾まない感覚がすくないからだ。
粘着ラバーにしては、食い込みも感じる。
実際に、軽い力でもボールがよく飛んでいく。
もちろん、テンションラバーと全く同じかと問われると、イエスとは言えないが、それでも他のラバーと比較すると非常にボールを飛ばしやすい。
筆者はテナジー05を普段使っているが、粘着としては十分に満足する飛距離だ。
・ループドライブの回転量が凄い
このラバーの1番の特徴はこれだ。
ループドライブの回転量が豊富で、そのまま決定打になってしまう。
さらに、ボールが上に上がる感覚が非常に強いため、下回転に対してネットミスをすることが全くない。
しかも、相手が粒高カットマンでこちらがループドライブをすると、それだけでオーバーミスを誘えるほどの回転量だ。
カットで粘られたとしても余裕で持ち上がるのでツッツキが不要。
ループドライブの安定感と回転はテナジー05を遥かに上回っている。
・ぶつけて打つと粘着ラバーの凄まじいボールが出る
粘着ラバーは、擦った時の回転量はもちろん凄いのだが、ぶつけた時に荒々しいボールが出るのも特徴だ。
このラバーもその例に漏れず、ぶつけた時の威力はかなりのものがある。
スピードだけで言えばテナジー05には劣るのだが、前述の回転量とボールのエグみはやはり粘着ラバーらしさを見せてくれる。
また、これは受けての印象だが、ボールが若干汚いため、天然で嫌らしさを出してくれる。
・ツッツキがとてもやりやすい
台上技術のやりやすさもまた、評価できる点である。
特に、ツッツキがものすごくやりやすい。ツッツキをした時のボールの軌道が、とても低く安定している。
ゲーム練習の時もフォア前に落とされたボールに対して強烈にツッツキをして、相手が落とすと言ったシーンがあった。
低く鋭いツッツキを簡単に出しやすいため、相手に打たせる戦術を取る際も非常に便利だ。
・サーブの回転量が豊富
サーブの回転量も、やはり粘着ラバーなのでしっかりと切れる。
シートがボールに噛む感覚が手に伝わってくるから、自信を持ってサーブを切りに行くことができる。
ただ、回転量は出しやすいのだが粘着にしては意外とサーブが長くなりやすいような気がした。
とは言ってもコントロールできない部類ではないため、非粘着テンションラバーよりは短くしやすいと感じる人が多いはずだ。
ハイブリッドk1jの悪かったところ
・上に上がりすぎて、オーバーする
ゲーム練習で試してみたところ、上回転に対して打球するときにオーバーミスが多い印象を受けた。
これは、極端にボールが上に上がる性能を持っているために、起動が高くなりすぎてオーバーミスを誘発している。
下回転打ちの時は素晴らしい性能を誇るものの、上回転に対しては回転の影響を受けて飛んでいってしまう。
・試合になるとループドライブに偏ってしまう
前述の、上回転に対してオーバーミスが出やすいことから、上回転に対してはシートにひっかけて飛距離を抑えで打った方が安定しやすい。
つまり、安定させようとすると全てチョリチョリとループドライブを打ち続けることになる。
前方向にスイングをしてパワーを出そうとすると、引っかかりすぎてオーバーしてしまうため、どうしても上方向にスイングして飛距離を抑えようとしてしまう。
よって、回転で圧倒できる相手なら良いが、ブロックが得意な相手だと振り回されやすいといえる。
もちろん、ぶつけるようにして前方向に打てばいいボールは打てるのだが、それにはミスのリスクが大きくなる。技術力は必要になるだろう。
重量がやや重たい
重量は、カット後に52gありました。
同じ粘着テンションのディグニクス09Cよりも重たいですね。
まとめ
いかがでしたか?
ハイブリッドk1jを一言でまとめると、
全ての能力の最大値は高めで、回転量の最大値は引き出しやすいが、スピードの最大値は引き出しにくいラバー
と言ったところでしょうか。
テナジー05の方が全体的にまとまっていて、扱いやすさがありました。
ただ、ループドライブの回転量はマジですごかったです。。