我流卓球理論のSHUNです。
相手と競っていたのに、負けてしまった・・・
読者の中のほとんどの人が、こういった経験をされている事だと思います。これを書いている筆者も、フルセットになると途端に弱気になってしまうことが多かったです。
初めに言っておきますが相手と競っている状況で負けてしまう場合、それは100%メンタルに問題があったということになります。なぜなら、競っている時点で、実力は同じくらいで、能力には大差がなかったと言えるからです。
今日は、多くの試合を経て体感した、フルセットにおける心の持ち方を紹介していきます。
自分が「今」できることに集中する
試合で接戦になってくると、非常に緊張感の高い状況が続きますよね。この時「絶対に失敗は許されない」、「負けてしまうのではないか」という不安感に襲われます。このような不安感ばかりに目が向いて、競り負けてしまうのです。
繰り返しになりますが、競っているということは実力には大差ありません。つまり、自分の視点を「不安」から「今、自分ができること」にシフトチェンジすることが必要になるわけですね。
自分を信じよう
ここで重要なのは、「自分は勝てる」と信じ切って下さい。「絶対に勝てる!勝てる!」と心の中で何度も唱えてください。不安が入ってくる余地がない位にやるのがポイントです。
そうすれば自然と心が冷静になり、「今この瞬間」に集中する事ができるようになります。
「今この瞬間」に集中できれば、おのずと自分ができることも見えてきます。それは、「しっかりと短いサーブを出すこと」かもしれませんし、「しっかりと回転のかかったループドライブを相手のコートに入れること」かもしれません。
この「今」に集中することができた時点で、あなたは相手よりも心理的に、さらには戦略的にとても有利に立つことができます。
死ぬ一歩手前まで、パフォーマンスを出し切ろう
前述しましたが、フルセットの戦いはメンタルの戦いです。「何がなんでも相手のコートに打ち返してやる」といった強い気持ちが必要になります。
いつもは諦めてしまうようなボールでも、必死に食らいつく必要があるのです。とにかく、必死にボールを追いかけてください。
体育会系みたいなノリになっていますが、これにはれっきとした理由があります。接戦の時は、たったの【1点】というポイントが命取りになってしまうのです。
あなたが最初のステップで、不安感を取り除いたとしても実力が同じくらいである以上、あなたは1セットの中でいくつかのチャンスボールを相手に与えることになります。
この時こそがまさに大チャンスです。打たれたら、ダメ元であったとしても必死にボールに食らいついて下さい。もし、そのボールで得点する事ができれば、相手はますます精神的にきつくなってきます。
死ぬ一歩手前まで、持てるパフォーマンスを全て出し切ることができれば勝利を手にすることができます。
克服できれば、一生を通じて接戦に強い選手になれる
上記を意識して、一度でも接戦を制する事が出来れば、自分に自信を持てるようになります。こういった成功体験が、少しづつあなたのメンタルを鍛えてくれます。
「自分は、接戦になったら勝てる選手だ」と自覚すれば、競り始めると嬉しくなるほどです。
「接戦になったら勝てる自分」というイメージがあなたの中に定着すると、あなたは接戦に強くなる一方です。
そして、フルセットの9-9では戦術面も非常に重要になってきます。
その戦術を知っているかどうか、ただそれだけで結果が変わってしまうことさえあります。
メンタリティが整ったら、あとはその戦術を実行するだけですね。
まとめ
・接戦で、不安が押し寄せてきたら「自分は勝てる!勝てる!」と信じた上で、目の前の勝負に集中しよう。
・接戦では、あなたのパフォーマンスを最大限に出し切ることを考えよう。そうすることで、目の前の勝負に集中できる上に、粘りのプレーを出すことができる。
・成功体験を重ねていけば、あなたは絶対に接戦に強い選手になれる。