こんにちは、我流卓球理論のSHUNです。
実は僕、サーブのイップスに悩んでいました。
今も、完全に治ったかどうかは定かではないのですが、症状としては圧倒的によくなりました。
僕がイップスだということを知っている人も多いみたいで、ツイッターなどでもイップス関連のダイレクトメッセージをいただくことも多くなってきました。
たくさんのメッセージありがとうございます。
イップス関連の質問が多いので、今日は僕が実際にやって効果のあったイップス克服法を紹介したいと思います。
長年イップスに悩んでいる人にはぜひ読んでもらいたいですね。
もくじ
イップスを治す方法とは?
さて、それでは解説していこう。
筆者はイップスに長い間苦しめられたが、そのイップスの症状が少しづつ緩和されてきている。
試合本番で全くサーブを出せなかった時期があったのだが、先日のリーグ戦の試合ではイップスの症状はほとんどみられることなく、無事に全勝で終えた。
サーブをしっかりと出せるということの大切さを痛感した次第である。
それでは、一体どのようにしてイップスの克服に至ったのか?
この記事では、筆者が実際に試してかなり効果のあった手法を紹介させていただく。
この記事は、あなたのイップスの症状緩和に役立つはずだからぜひ熟読していただきたい。
・イップス緩和法①手首や腕以外を意識しながら出す
さっそくだが、筆者の中では、これが一番効果のあった方法だ。
イップスの症状がでている場合、どうしても症状が出ている部位に意識が行きがちになる。卓球のサーブイップスの場合、症状が出るのは主に手首や前腕だろう。
手首や前腕を意識をすればするほど、イップスの症状が怖くなってしまう。
重要なのは、この手首や前腕から別の部位に意識を移動させるということだ。
筆者の場合は、左太ももに意識を移動させサーブを出すように心がけた。
思い切り左足を踏み込み、太ももが硬くなっていることを確認しながら、フォアサーブを出すようにしたのだ。
すると不思議なことに、イップスの感覚がフォアサーブから抜けていった。
もちろん、これだけで治ったというわけではなかったが、それまで全く出せなかったフォアサーブが出せるようになるまでには回復したのだ。
筆者の場合は左太ももに意識をやることで緩和されたが、人によっては別の部位のほうがやりやすいと感じるかもしれない。
一度試してみる価値はあるだろう。
・イップス緩和法②手順を決めてサーブの構えを取る
次に、手順を決めてサーブの構えを取るという方法だ。
例えば、
①トスを上げる左手を構える
②左足を構える
③ラケットハンドを構える
④トスを上げる
これを1項目につき1秒、つまり上の例で言えば4秒間でトスを上げるということになる。
この方法は、いわゆるルーティーンと呼ばれる動作だ。
ルーティーンはメンタル的にいい効果を表すということで有名だ。
イップスというのは、メンタル的に問題が生じることで表面に現れてくる心の症状である。
この心の症状をルーティーンによって緩和させる手段が、手順を決めてサーブの構えを取るということなのだ。
ちなみに、手順を追って出すうちに手首以外に意識が行きやすくなるのも効果的な理由だろう。
このルーティーン手法がうまく行けば、「ルーティーン通りやれば大丈夫なんだ」と心に余裕が持てるだろう。
それがイップスを治すきっかけとなるはずだ。
・イップス緩和法③サーブ技術における足りなかった感覚を練習する
切るよりナックルを出す方が得意な人(またはナックルしか出せない人)や、ナックルより切れたサーブを出す方が得意な人(またはサーブが切れてしまう人)のどちらかに当てはまる人は、試して欲しいことがある。
それは、感覚の未熟な部分を練習してみるということだ。
擦る感覚(切る感覚)や当てる感覚(ナックル)のどちらか苦手な方を練習するのだ。
例えば、今までブチ切れサーブを出すのがどちらかというと苦手だったという人は、ブチ切れサーブを練習してみるといい。
そうすることで、足りなかった感覚を養い、新しい感覚を身につけてイップス克服に一役かってくれる。
イップスになってしまった感覚を、新しい感覚により上書きするのだ。
筆者はどちらかといえばサーブを切るのが苦手だった。
だから、ただぶち切れサーブを出すためだけのサービス練習をひたすら続けた経緯がある。
具体的には、リンゴの皮を薄く引ん剝くような感覚でボールの真下をとらえ、とにかく短いぶち切れの下回転サーブを出し続けた。
そして、この練習により新しく生まれたサービスを切る感覚が、イップスの症状の緩和につながったのだ。
まとめ
いかがでしたか?
イップスというのは一度なってしまったら開き直るのも大事だと思います。
ですが、イップスの症状を緩和させることは間違いなくできます。
イップスの人にはあきらめないでほしい。
その思いでこの記事を書き上げました。
僕はイップスを少しづつ克服し、選手生命を維持しています。
だから、あなたもあきらめずに、イップスと向き合ってください。
今日は以上!